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【書道/習字】「尊敬の念」の書き方とコツ&お手本動画(毛筆・大筆・楷書)
半紙4文字「尊敬の念」
上記の動画は1.8倍速です。
令和5年度(2023年度)のJA共済全国小・中学生書道コンクール小学6年生半紙の部の揮毫動画です。
ポイント⚠️
✔︎『尊』•••「酋」は中心線の真ん中に揃えましょう。4、5画目の縦画は真っ直ぐ下ろします。左右の余白は空けましょう。「寸」の1画目を1番長く書き、最後の点は中心よりも左側に打ちましょう。
✔︎『敬』•••2、3画目の縦画は1画目を3等分するよう間隔を取りましょう。「攵」の下部は「苟」よりも下がらないようにしましょう。
✔︎『の』•••中心線上からスタートし、大きく回転させ最後は中心に向かって払いましょう。
✔︎『念』•••1画目の始筆は出します。左右の払いはできるだけ伸びやかに、払いの中に「ラ」を入れ込みます。「心」は扁平にし、左右の余白は空けましょう。
(五郎川千香子/京都・御所南教室)
↑ここまでは、五郎川千香子(松本松栄堂書道教室 京都・御所南教室)による「尊敬の念」の解説と揮毫でした。
↓ここからは、湯淺光峰(松本松栄堂 書道教室)による「尊敬の念」の解説と揮毫です。
【尊敬の念】
令和5年度JA共済 全国小・中学生書道コンクール、小学6年の半紙課題より。
〈アドバイス〉
【尊】・・・縦長な文字。横線の長さ(幅)の変化がポイント。「寸」の横画を最大幅にし、その縦画は横画の3分の2あたりで交わります。
1・2画目を大きくしないように。出だしが大きいと、あとの点画もそれに影響されるので気をつけた方が良さそうです。
「酉」の細かい部分は、穂先を使って丁寧に書きたいですね。細い線でも伸びやかに書けるとなお良いと思います。
【敬】・・・「攵(のぶん)」は「苟」よりやや小さいですが、その差が大きいと左右のバランスが悪くなるので気をつけましょう。僕は「句」の高さを抑える工夫をしました。
【の】・・・文字の中の左右の空間はだいたい等間隔にします。右隣の「尊」と重心をそろえましょう。
【念】・・・「𠆢(ひとがしら)」の左右払いは約45度の角度で払うのが基本ですが、今回は約50度くらいにして長く伸びやかに払えるように工夫しました。
「心」は扁平にしますが、「𠆢(ひとがしら)」の内側に収めましょう。
※「心」のハネ部が少し重たかったかな🤔
【右払い】・・・少しでも長く見せたかったので右下方向へ払いました。
(湯淺光峰/松本松栄堂 書道教室)
各字の細かいアドバイスは以下の投稿もご覧ください。
揮毫動画もあります。
なお、「尊敬の念」では、四文字を紙面にバランスよく収める工夫をしているため、以下の投稿の一文字書きとは書き方が若干異なる場合もあります。
※【敬】の書き方はまだ投稿がありません。
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